ルーキーズ原作者「森田まさのり」氏とTBSドラマルーキーズに出演した佐藤隆太氏の対談が佐藤隆太氏の本「さすらっていこ~ぜぃ！」に載っていたので一部抜粋します。
−先生のところに「ルーキーズ」ドラマ化の話が来たのはいつなんですか？
一番最初に話が来たのは、連載始まって１話目です。ジャンプに１話目が載った
時にいきなり話がきました（笑）
−１０年前にすでに！ １話目で！
その時はまだ僕もどのように話を進めていくのか決めてたわけじゃなかったんで、
「もうちょっと経ってから」と断ったんですよ。そしたらそれからもう来なくなっちゃった（笑）
「なんで来ないんだろう？」って自分なりに考えてみて、「これはたぶんヒロインがいないから
だろう」と。
−塔子ちゃんは？
塔子は生徒のヒロインですから、主人公の相手役ではないんです。だから川藤に対する
ヒロインが必要なんじゃないかと思って、急きょ真弓先生を出したんです。
ドラマ用にね。
−真弓先生はドラマ要員だった！？
それでもう連載が終わる頃（２００３年頃）、日本テレビからドラマ化の話が来て、
でも日本テレビといえばジャイアンツじゃないですか？
そして「ルーキーズ」に出て来るキャラクターは、タイガースの選手の名前を使っている。
そこで「キャラクターの名前、全部ジャイアンツの選手名に変えてもらえませんか？」
と言われて、
−ものすごい要求ですね（笑）
そんな無茶な（笑）。で、それをまたお断りして。それで連載が終わってしばらくして、佐藤隆太
くんと対談したことがあったんです。その時隆太くんが、「僕は「ルーキーズ」が昔から好きで、
”俳優になって川籐役をやるんだ！”ってずっと思ってた」って。
−１０年前から、ずっと。
熱いところが川藤そっくりだなっと思って。いつかドラマ化の話があったら、絶対隆太くんに
頼もうと思いましたね。それでやっと今回の話が来たわけです。
−ドラマ化の話の前に、まず森田先生と佐藤隆太さんの出会いがあったんですね。
今回のドラマ化、佐藤さん主役というのは絶対条件だった？
それは最低限の条件でしたね。主人公は隆太くんの川藤で。
−ドラマ「ルーキーズ」、ニコガクナインも豪華キャスト揃いですが、第一印象で
誰が気になりますか？
どうだろう？原作読んでくれてた役者さんが多いと聞いてるので、「みんな、どういう風に
読んでくれてたのかな？」と、逆に作者としては気になりますね
−自分の描いたキャラクターが、どう受け止められていたのか。今回どう表現されるのか。
みんな、どんなキャラクターを演じてくれるのか、楽しみです。
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■青のフォトエッセイ■佐藤隆太■菊地啓介■ワニブックス■2004年08月
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